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私の「価値」はどこにある?


「自分にしかできないことは何だろう?」

仕事をしている方のほとんどは自問自答したことがある言葉だと思います。

 

私が最初にこの問題にぶつかったのは新卒で務めたシャネルでした。

高校生の頃、修学旅行で訪れたパリで入ったカンボン通りのシャネル本店。

(自由行動の時に、友達とこっそり入りました笑)

その時に対応してくださった日本人スタッフの方がとても素敵で、その時の思い出から

憧れだったシャネルというブランド。

  • 入社して驚いたのは、「世界中どこのブティックに入ってもシャネルという世界観を感じられるよう」徹底的に創り上げられたブランディングでした。
  • 商品やブランドのストーリーのための研修はもちろん、ディスプレイや接客方法等、厳しくもブランドを創り上げるためのシャネルを構成するピースを徹底的に学ぶことができました。
  •  
  • ただ、すぐに問題に直面しました。
  • 「憧れの先輩と私の接客は何が違うんだろう?」
  • 販売している商品や世界観が同じならば、じゃあどこでお客様が購入したいと思うポイントかになるかというと、「誰から買いたいか」ということです。

シャネルのブランド知識量や接客スキル、また品のある身のこなし…

どれも先輩たちに叶わない私が見つけた自分の武器は「語学」でした。

 

そうだ!語学が得意なスタッフになろう!

そこからは接客英語を学んだり、BBCニュースを毎日シャドウィング。

大学時代に第二外国語で専攻したフランス語の教科書も引っ張り出しました。

 

今でこそさっぱり忘れてしまったフランス語ですが(笑)、当時はまだ大学卒業後間もなかったのでフランス語を活かして本社からのブロッシャーの素材や色の説明を先輩たちに説明したり、「英語が必要なお客様の時はあなた」と、海外からのお客様の英語対応を任せていただけたりするようになったのです。

 

日本在住の外国人夫婦の奥様からも指名をいただくことも増えてきたと同時に、自分の強みを見つけることの大切さを学んだ新人時代でした。

私の「価値」はどこにある?


「自分にしかできないことは何だろう?」

仕事をしている方のほとんどは自問自答したことがある言葉だと思います。

 

私が最初にこの問題にぶつかったのは新卒で務めたシャネルでした。

高校生の頃、修学旅行で訪れたパリで入ったカンボン通りのシャネル本店。

(自由行動の時に、友達とこっそり入りました笑)

その時に対応してくださった日本人スタッフの方がとても素敵で、その時の思い出から

憧れだったシャネルというブランド。

  • 入社して驚いたのは、「世界中どこのブティックに入ってもシャネルという世界観を感じられるよう」徹底的に創り上げられたブランディングでした。
  • 商品やブランドのストーリーのための研修はもちろん、ディスプレイや接客方法等、厳しくもブランドを創り上げるためのシャネルを構成するピースを徹底的に学ぶことができました。
  •  
  • ただ、すぐに問題に直面しました。
  • 「憧れの先輩と私の接客は何が違うんだろう?」
  • 販売している商品や世界観が同じならば、じゃあどこでお客様が購入したいと思うポイントかになるかというと、「誰から買いたいか」ということです。

シャネルのブランド知識量や接客スキル、また品のある身のこなし…

どれも先輩たちに叶わない私が見つけた自分の武器は「語学」でした。

 

そうだ!語学が得意なスタッフになろう!

そこからは接客英語を学んだり、BBCニュースを毎日シャドウィング。

大学時代に第二外国語で専攻したフランス語の教科書も引っ張り出しました。

 

今でこそさっぱり忘れてしまったフランス語ですが(笑)、当時はまだ大学卒業後間もなかったのでフランス語を活かして本社からのブロッシャーの素材や色の説明を先輩たちに説明したり、「英語が必要なお客様の時はあなた」と、海外からのお客様の英語対応を任せていただけたりするようになったのです。

 

日本在住の外国人夫婦の奥様からも指名をいただくことも増えてきたと同時に、自分の強みを見つけることの大切さを学んだ新人時代でした。

女性向けサービスって面白い!


また、もう一つ面白いことも発見しました。

先輩たちを見ていると、それぞれの先輩の顧客のお客様の系統が見えてくるのです。

(ある先輩は年配の顧客の方からの支持が厚く、別のモデルのような先輩は華やかな雰囲気の顧客の方から選ばれる、など)

 

シャネルというブランドはファッション部門はほぼレディースアイテムで構成されたハイブランドの中でも特徴的なブランドのため、お客様の多くが女性です。(男性のお客様も女性の方へのプレゼントでいらっしゃる方がほとんど♡)

 

自分の強みを活かす、ということを実感すると同時に、女性向けのサービスは「誰から購入したいか」ということも大事なのだ、と学びました。

あとは、何といっても「女性を輝かせるって素晴らしい」と自分自身が実感したこと♡

 

自分がオススメしたお洋服をお召しになって、お客様が試着室から出られる瞬間。

ぱーっと明るいオーラをまとわれて出られるんです。

私は自分が黒子としてお客様が輝く姿をお手伝いできた瞬間が何より好きでした。

 

「女性を輝かせる仕事は天職だ!」その時に感じた気持ちは、今も自身の働く上でのモチベーションになっています。

女性向けサービスって面白い!


また、もう一つ面白いことも発見しました。

先輩たちを見ていると、それぞれの先輩の顧客のお客様の系統が見えてくるのです。

(ある先輩は年配の顧客の方からの支持が厚く、別のモデルのような先輩は華やかな雰囲気の顧客の方から選ばれる、など)

 

シャネルというブランドはファッション部門はほぼレディースアイテムで構成されたハイブランドの中でも特徴的なブランドのため、お客様の多くが女性です。(男性のお客様も女性の方へのプレゼントでいらっしゃる方がほとんど♡)

 

自分の強みを活かす、ということを実感すると同時に、女性向けのサービスは「誰から購入したいか」ということも大事なのだ、と学びました。

あとは、何といっても「女性を輝かせるって素晴らしい」と自分自身が実感したこと♡

 

自分がオススメしたお洋服をお召しになって、お客様が試着室から出られる瞬間。

ぱーっと明るいオーラをまとわれて出られるんです。

私は自分が黒子としてお客様が輝く姿をお手伝いできた瞬間が何より好きでした。

 

「女性を輝かせる仕事は天職だ!」その時に感じた気持ちは、今も自身の働く上でのモチベーションになっています。

見える視野がぐんと広がった商社時代


シャネルで働いているうちに、「川下(かわしも)だけでなく川上(かわかみ)の仕事もしてみたい!」とファッション業界の中の仕事にも興味が出てきました。

 

そこで目を引いたのが、総合商社の繊維部門。

ちょうど三井物産で第二新卒を募集していることを知り、応募し内定をいただきました。

 

面接時は繊維部門に行きたい、と強くアピールしていましたが、配属されたのは食料の部門に。

そこでは配属されてすぐに秘書業務を任されたのですが、当初は繊維部門にこだわっていたのを忘れてしまうくらい、ぐんと見える世界が広がる経験をさせていただきました。

 

特に自分が普段何気なく食べている食品が、どのような流通経路で作られているのか繋がっていくと、坂本龍馬好きの私はワクワクしてたまらなかったのです!

(岩崎彌太郎は三菱ですが…)

「人の三井」とは言われますが、一緒に働くチームのメンバーもパワフル&ポジティブな性格で、とても楽しかったんですよね。

 

また、秘書という仕事を通し、トップに選ばれる方はどのようなマインドなのかも知ることができたのも貴重な経験です。

 

選ばれる人がどのような印象術に気を配っているのか、これも立派なセルフブランディングの一つだと学ばせていただきました。

見える視野がぐんと広がった商社時代


シャネルで働いているうちに、「川下(かわしも)だけでなく川上(かわかみ)の仕事もしてみたい!」とファッション業界の中の仕事にも興味が出てきました。

 

そこで目を引いたのが、総合商社の繊維部門。

ちょうど三井物産で第二新卒を募集していることを知り、応募し内定をいただきました。

 

面接時は繊維部門に行きたい、と強くアピールしていましたが、配属されたのは食料の部門に。

そこでは配属されてすぐに秘書業務を任されたのですが、当初は繊維部門にこだわっていたのを忘れてしまうくらい、ぐんと見える世界が広がる経験をさせていただきました。

 

特に自分が普段何気なく食べている食品が、どのような流通経路で作られているのか繋がっていくと、坂本龍馬好きの私はワクワクしてたまらなかったのです!

(岩崎彌太郎は三菱ですが…)

「人の三井」とは言われますが、一緒に働くチームのメンバーもパワフル&ポジティブな性格で、とても楽しかったんですよね。

 

また、秘書という仕事を通し、トップに選ばれる方はどのようなマインドなのかも知ることができたのも貴重な経験です。

 

選ばれる人がどのような印象術に気を配っているのか、これも立派なセルフブランディングの一つだと学ばせていただきました。

育児と仕事の両立で起業を選択


第1子育休中に「女性が起業する」という働き方を知った私。

 

交流会や女性経営者のビジネスコンテストを聴きにいくと、そこでは、結婚や出産といったライフステージの変化に振り回されることなく、自分の足で道を切り開いている女性がたくさんいたのです。

 

当時は「リモートワーク」という働き方も私の職場にはなかった時代。

 

周りの話を聞くと、家庭と仕事を両立を実現している方たちは、どちらかの実家が近かったり、パートナーがフレキシブルに育児に参加できる状況だったりと、やはりどんなに会社の制度が整っていても、両立の鍵は環境にある、という厳しい現実も目の当たりにしていました。

 

ライフステージに左右されず、女性が輝きながら働く世界にもっとなってほしい。

 

そう思った私が選択したのは、会社を辞めて独立する、ということでした。

育児と仕事の両立で起業を選択


第1子育休中に「女性が起業する」という働き方を知った私。

 

交流会や女性経営者のビジネスコンテストを聴きにいくと、そこでは、結婚や出産といったライフステージの変化に振り回されることなく、自分の足で道を切り開いている女性がたくさんいたのです。

 

当時は「リモートワーク」という働き方も私の職場にはなかった時代。

 

周りの話を聞くと、家庭と仕事を両立を実現している方たちは、どちらかの実家が近かったり、パートナーがフレキシブルに育児に参加できる状況だったりと、やはりどんなに会社の制度が整っていても、両立の鍵は環境にある、という厳しい現実も目の当たりにしていました。

 

ライフステージに左右されず、女性が輝きながら働く世界にもっとなってほしい。

 

そう思った私が選択したのは、会社を辞めて独立する、ということでした。

苦労した起業初期


周りからは散々「辞めるなんてもったいない!」と言われましたが、せっかく会社を辞めるという一大決心をしたのであれば、絶対に後悔したくない、と意気込みながら始めた起業。

 

とはいえ、当然甘くはありませんでした。

私は最初はマナーレッスンで起業したのですが、月の売上が数万、セミナーを開催しても申込0なんてザラ。

何か打開策を打たなければいけないけど、何をすれば良いか分からない。

そのような状態が続きました。

 

そんな時、たまたま周りで成功している経営者の方とお食事する機会があったのです。

私も近況報告がてら「起業したんですけど全然うまくいかないんですよね~」とぼやいてしまったのですが、その時にある方から返ってきた言葉が衝撃でした。

 

「あなたからじゃなきゃサービスを受けなきゃいけない理由を説明してよ」

 

私はとっさに(あ、説明できないな…)と思いました。

そして「ごめんなさい、説明できません」と言ったところ

 

「自分でもその理由が分からないのであれば、お客様が分かるわけないよ」

とズバリと指摘されてしまったのです。

苦労した起業初期


周りからは散々「辞めるなんてもったいない!」と言われましたが、せっかく会社を辞めるという一大決心をしたのであれば、絶対に後悔したくない、と意気込みながら始めた起業。

 

とはいえ、当然甘くはありませんでした。

私は最初はマナーレッスンで起業したのですが、月の売上が数万、セミナーを開催しても申込0なんてザラ。

何か打開策を打たなければいけないけど、何をすれば良いか分からない。

そのような状態が続きました。

 

そんな時、たまたま周りで成功している経営者の方とお食事する機会があったのです。

私も近況報告がてら「起業したんですけど全然うまくいかないんですよね~」とぼやいてしまったのですが、その時にある方から返ってきた言葉が衝撃でした。

 

「あなたからじゃなきゃサービスを受けなきゃいけない理由を説明してよ」

 

私はとっさに(あ、説明できないな…)と思いました。

そして「ごめんなさい、説明できません」と言ったところ

 

「自分でもその理由が分からないのであれば、お客様が分かるわけないよ」

とズバリと指摘されてしまったのです。

ブランディングが人生を変えていく


そういえば、シャネルの時もお客様から選ばれる独自性を探していたな…

私ははっとし、これまで自分がSNS上でブランディングだと思っていたものは

同業の成功者の方の表面的な模倣に過ぎなかったことにようやく気付きました。

 

そこで差別化していく、ブランディングしていく、という学びを深めたところ、

売上や集客がどんどん変化していったのです。

 

マナーレッスンを受けてお客様が輝くお姿を見るのは、とてもやりがいのあることでした。

マナーレッスンもようやく安定してきたのですが、今度は次の壁が。

2020年のコロナ禍に入り、対面レッスンができなくなってしまったのです。

 

ただ、ピンチはチャンスといいますが、ちょうどその頃からリモートを使ったビジネスがぐんと増えてきて、私のように子どもがいるママの方から

「在宅での起業の仕方を教えてほしい」と個人的に依頼を受けることが増えてきました。

 

 

そのように起業コンサルをしていたところ、(私が大事にしているブランディングと、シャネルで学んだセールスを掛け合わせるともっと価値の高いものができるかもしれない)そのように感じ、生まれたのがブランディングとセールスを掛け合わせたプレシャスブランディングです。

ブランディングが人生を変えていく


そういえば、シャネルの時もお客様から選ばれる独自性を探していたな…

私ははっとし、これまで自分がSNS上でブランディングだと思っていたものは

同業の成功者の方の表面的な模倣に過ぎなかったことにようやく気付きました。

 

そこで差別化していく、ブランディングしていく、という学びを深めたところ、

売上や集客がどんどん変化していったのです。

 

マナーレッスンを受けてお客様が輝くお姿を見るのは、とてもやりがいのあることでした。

マナーレッスンもようやく安定してきたのですが、今度は次の壁が。

2020年のコロナ禍に入り、対面レッスンができなくなってしまったのです。

 

ただ、ピンチはチャンスといいますが、ちょうどその頃からリモートを使ったビジネスがぐんと増えてきて、私のように子どもがいるママの方から

「在宅での起業の仕方を教えてほしい」と個人的に依頼を受けることが増えてきました。

 

 

そのように起業コンサルをしていたところ、(私が大事にしているブランディングと、シャネルで学んだセールスを掛け合わせるともっと価値の高いものができるかもしれない)そのように感じ、生まれたのがブランディングとセールスを掛け合わせたプレシャスブランディングです。

私はシャネルにいた時から、多くのブランドのブランドストーリーに触れてきました。

ブランドと言われるものには、必ず選ばれるストーリーがある。

 

そしてそれは個人ビジネスでも同じです。

 

あなたと同じビジネスをしている人はいても、あなたと全く同じ人生を歩んできた人はいません。

私は女性起業家の方の内にある、その方にしかない唯一無二のブランドを引き出す、ブランディングという仕事が大好きです。

 

今、若者の就労意欲の低下が社会問題になっていますが、その方にしかない唯一無二のブランドで、自分らしく輝きながら働く女性が増えるとどうなるでしょうか。

 

きっとそのように楽しそうに働く女性の姿を見たお子様や周りの若い世代の方は、「働く=自分の好きなことで社会に力を還元できる素晴らしいもの」という価値観で育っていくでしょう。そうすると、日本はもっともっと明るくなると私は信じています。

 

自分らしく輝きながら働く女性、それは日本を明るくしていく一つ一つの灯です。

そのような灯を、ブランディングを通しもっともっと増やしていくことが私の願いです。

 

朝倉 みや子

私はシャネルにいた時から、多くのブランドのブランドストーリーに触れてきました。

 

ブランドと言われるものには、必ず選ばれるストーリーがある。

 

そしてそれは個人ビジネスでも同じです。

あなたと同じビジネスをしている人はいても、あなたと全く同じ人生を歩んできた人はいません。

私は女性起業家の方の内にある、その方にしかない唯一無二のブランドを引き出す、ブランディングという仕事が大好きです。

 

今、若者の就労意欲の低下が社会問題になっていますが、その方にしかない唯一無二のブランドで、自分らしく輝きながら働く女性が増えるとどうなるでしょうか。

 

きっとそのように楽しそうに働く女性の姿を見たお子様や周りの若い世代の方は、「働く=自分の好きなことで社会に力を還元できる素晴らしいもの」という価値観で育っていくでしょう。そうすると、日本はもっともっと明るくなると私は信じています。

 

自分らしく輝きながら働く女性、それは日本を明るくしていく一つ一つの灯です。

そのような灯を、ブランディングを通しもっともっと増やしていくことが私の願いです。

 

 

朝倉 みや子